こんにちは、川上技建です🌳
北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。
今回は「一戸建てにおすすめな外壁 金属サイディング」をご紹介します。
金属サイディングは耐久性が高く水を通さないため、凍害を防ぎつつ美しい外観を保ちます。
この記事では、金属サイディングのメリットやデメリットを詳しく解説します。
▼目次
金属サイディングとは?
出典:日本金属サイディング工業会
https://www.jmsia.jp/features/
金属サイディングは、柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材で構成される外壁材です。一貫した製造ラインにより生産され、均一な仕上がりと高い品質を誇ります。塗装仕上げが不要で、軽量かつ断熱性に優れ、省エネ効果が期待できるほか、ひび割れや凍害のリスクが少ない点も特徴です。使用される表面材には、耐久性と耐食性に優れたガルバリウム鋼板、錆びにくく加工しやすい塗装溶融亜鉛めっき鋼板、軽量で錆に強いアルミニウム合金塗装板、そして高い耐食性を持つステンレス鋼板の4種類があります。
金属サイディングがおすすめな理由
①金属サイディングは水を通さない
金属サイディングは、アルミニウムやガルバリウム鋼板などの金属板を使用しており、水分を吸収せず、ひび割れも起こりにくいため、凍害を防ぐ効果があります。さらに、表面には焼付塗装が施されているため、錆びにも強く、長期間美しい外観を保てます。
出典:日本金属サイディング工業会
https://www.jmsia.jp
凍害は、寒冷地で外壁に発生しやすいトラブルの一つです。主な原因は「外壁に浸透した水分の膨張と収縮」です。経年劣化により外壁に水分が浸透しやすくなり、寒暖差によってその水分が凍ったり溶けたりすることを繰り返します。この膨張と収縮が外壁にひび割れなどの損傷を引き起こし、凍害と呼ばれる状態になります。
②デザインのバリエーションが豊富
金属サイディングはスタイリッシュでクールな印象を持たれることが多いですが、実際には石柄、レンガ柄、木目調、塗り壁調など、豊富なデザインがあります。これにより、住宅の外観を多彩に演出でき、理想のデザインに近い外壁を選ぶことができます。
③地震に強い
日本の新築住宅で多く使われる窯業サイディングは、セメントや繊維質が主成分で重いため、地震の際に建物に負担がかかりやすいです。一方、金属サイディングは軽量で、窯業サイディングの約4分の1の重さしかありません。そのため、建物への負担が少なく、地震の影響を軽減することができます。
金属サイディングのデメリット
①定期的なメンテナンスが必要
金属サイディングは耐久性が高く、腐食にも強い外壁材ですが、地震や台風といった自然災害や日常の気象条件によって、表面の塗膜が劣化することがあります。これにより、不具合が発生することもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
出典:日本金属サイディング工業会
https://www.jmsia.jp/
一方で、他の外壁材も同様に定期的なメンテナンスが必要です。たとえば、日本の新築住宅で多く使用されている窯業サイディングは、パルプやセメントが主成分で、水分を吸収しやすい特性があります。このため、定期的なメンテナンスで凍害を防ぐことが重要です。もし、凍害が発生していることに気づかずに放置すると、劣化が進み、最悪の場合は外壁全体の取り替えが必要になることもあります。その際の費用は数十万円以上かかることがあり、結果的に金属サイディングよりも高額になる可能性があります。
金属サイディングは、メンテナンス頻度が少なく済み、長期的なコスト面でも有利な点が多いです。ただし、適切な時期にメンテナンスを行うことが、外壁材を長持ちさせるポイントとなります。
②初期費用が高い
金属サイディングは、窯業サイディングに比べて初期費用が高くなることがあります。しかし、長期間の使用やメンテナンスの手間を考えると、トータルで見たコストパフォーマンスは高いです。特に凍害や外壁劣化の心配が少ないため、将来的な費用を抑えられる点が魅力です。
まとめ
金属サイディングは水を通さないため凍害を防ぎ、豊富なデザインバリエーションと耐震性で住宅の魅力を引き立てます。初期費用はやや高めですが、長期的なメンテナンスコストや耐久性を考慮すれば、価値のある選択です。また、信頼できる施工業者を選ぶことも重要です。適切な施工がされないと、本来の性能を十分に発揮できません。外壁材を選ぶ際は、金属サイディングの特性を理解し、自分の住まいに最適なものを見つけましょう。
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