C値と高気密住宅の基準とは?~川上技建の高気密住宅~

こんにちは、川上技建です🌳北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。


皆さんはC値という値をご存知でしょうか。近年、環境問題や省エネ対策として高断熱・高気密住宅を求める方が増えてきており、C値は快適な居住環境の指標として重要となります。本記事では、注文住宅を建てる際に気になるC値の基準や高気密住宅のメリットなどについて解説していきたいと思います。




■ C値とは


C値とは、住宅や建築の気密性能を評価するための指標の一つです。 この値は、建物が外部の気象条件からどれだけ影響を受けるかを示すもので、低いC値ほど気密性が高く、逆に高いC値ほど気密性が低いことを示します。





■ 札幌市の取り組み


札幌市は、2050年に「ゼロカーボンシティ」を目指す環境都市として、温室効果ガスの実質ゼロ排出を目指しています。この目標を実現するために、札幌市独自で住宅性能基準を設けており、基準を満たす住宅として札幌市が認定したものを「札幌版次世代住宅」と定めています。


令和5年度より、新しい「札幌版次世代住宅基準」を設けており、従前の断熱基準に加えて、環境性能に関するサステイナブル要件を導入しています。具体的には、外皮平均熱貫流率(UA値)、一次エネルギー消費量、相当ゆとり(C値)という3つの指標に加え、太陽光発電設備の設置や蓄電設備の設置などのサステイナブルな要件を追加し、4段階の等級で評価する仕組みです。


断熱等基準は以下のようになっており、新築住宅ではC値(㎠/㎡)が0.5以下であるとトップランナー基準であるプラチナに該当します。




■ 川上技建の数値は…!


苫小牧市澄川で9月に実施した住宅の機密性能試験では、気密性能:C値が0.5㎠/㎡という結果が出ました!!!これは、札幌の札幌版次世代住宅基準の0.5を満たしているトップランナー基準となり、国の基準を大幅に下回る良い数値が出たということで、大変嬉しい結果となりました㊗️🎊🎉

また、住宅機密だけでなく、澄川町のモデルハウスには住宅設備機器修理15年保証がついており、安心して川上技建で住宅を建てることができます!




■ 住宅の気密がいいと何がいいの?


気密性能が良いことで得られるメリットはこんなにたくさんあるんです…!


気密性能のメリットその1「省エネルギーで部屋の温度を快適にする」

C値が高いと、気密性が悪いため、冬には暖かい空気が建物の屋根や壁の隙間から外に漏れ、その代わりに冷たい空気が内部に侵入し床が冷えてします。また、逆に夏には、蒸し暑い外気が内部に入り込み、エアコンをフルパワーで稼働させる必要があり、高い電力消費と電気代の増加につながってしまいます…。C値が低い=気密性が良いとこういった心配が無くなる!ということになります。


気密性能のメリットその2「結露壁による内の腐敗や腐朽菌を防ぐ」

建物内部外部の湿度差が大きい場合、結露が発生し建材や壁の内部に湿気が浸透します。 結果として、建材に損傷を与える、建物の崩壊を促進するため、C値は建物の劣化を防ぐためにも重要なのです。


気密性能のメリットその3「補助金がもらえる」

北海道の気候・風土に合わせた高性能で高品質な住宅であると認められ、「北方型住宅2020」という基準をクリアすると住宅ローン減税の限度額引き上げや固定資産税の減税、地震保険料の割引など、様々な支援策があります。北方型住宅2020は、低炭素住宅やZEH支援事業にも対応しており、環境に配慮した住宅を実現することができます。また、「きた住まいるサポートシステム」により、住宅情報を保管し、リフォームや住み替えに活用することができます。


北方型住宅2020では気密性能:C値の基準を1.0㎠/㎡以下を基準として設けており、川上技建で建てることで、この基準を満たすことができます。



■ まとめ


本記事では、C値の基準やメリットなどをご紹介しました。

川上技建の住宅のC値は「0.50」と札幌の札幌版次世代住宅基準の0.5を満たしているトップランナー基準であり、自信を持って高気密高断熱の高性能住宅をお届けしています。


家は何十年も持つ大事な住まいであるからこそ、正しく施工されているかどうかは非常に大切です。新築工事を検討されている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。