平屋を建てる前に知っておきたい!メリットとデメリットを徹底解説

こんにちは、川上技建です🌳

北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。


平屋は、バリアフリー設計や家事効率、地震への強さなど、家族みんなが安心して暮らせる魅力的な住まいです。しかし、「建築費用はどれくらいかかるの?」「広い土地が必要って聞いたけど大丈夫?」「施工会社はどう選べばいいの?」と、疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、創業30年以上の実績を誇る川上技建が、平屋のメリット・デメリットを踏まえた上で、土地選びや施工会社の選び方まで詳しく解説します。



さらに実際の建築事例もご紹介しているので、平屋を検討している方の参考になれば嬉しいです。



▼目次


 平屋とは?

 平屋の5つのメリット

  1.バリアフリーで暮らしやすい設計

  2.動線がシンプルで家事が効率的

  3.地震や台風に強い安心感

  4.家族間のコミュニケーションが増える

  5.光熱費の節約が期待できる

 平屋の5つのデメリット

  1.建築費用が割高になりやすい

  2.広い敷地が必要になる

  3.日当たりや風通しが周辺環境に左右されやすい

  4.家全体が浸水するリスクが高い

  5.防犯やプライバシーへの懸念

 平屋を選ぶときの3つのポイント

  1.土地選び

  2.建築費用

  3.平屋建築が得意な施工会社を選ぶ

 平屋の建築事例|『安心』子育て応援宣言!澄川モデル

まとめ|平屋の特徴を理解して理想の住まいを実現しよう!



平屋とは?


平屋は、1階建ての住居を指し、階段を必要としないフラットな構造が特徴です。生活空間がすべてワンフロアにまとまっているため、室内の移動がスムーズで、掃除や片付けもしやすいのが魅力です。また、家族同士の気配を感じやすい点も支持されているポイントです。


平屋は上下階の移動が不要なため、小さなお子さんや高齢者のいる家庭には特に適しています。例えば、子供が階段から転落する心配がなく、上り下りがないため高齢者の方でも生活しやすいです。


さらに、平屋は近年の高齢化社会や災害リスクへの対応を考える中で注目されています。バリアフリー設計を取り入れやすく、地震や台風などの自然災害にも強いです。。例えば、地震時には二階建てに比べて建物全体の揺れが抑えられることや、低い重心によって倒壊リスクを軽減できることが評価されています。


ただし、平屋を建てるには広い敷地が必要になることが多く、建築費用が二階建て住宅より高くなる傾向があります。そのため、コスト面や土地の選定には注意が必要です。




平屋の5つのメリット


平屋は、シンプルな構造と暮らしやすさが魅力の住まいです。特に、家事や移動の効率が良いことや、地震や台風への強さなど、家族みんなが安心して暮らせるポイントがたくさんあります。ここでは、平屋ならではのメリットを5つに絞り、わかりやすくご紹介します。


  1. バリアフリーで暮らしやすい設計
  2. 動線がシンプルで家事が効率的
  3. 地震や台風に強い安心感
  4. 家族間のコミュニケーションが増える
  5. 光熱費の節約が期待できる


暮らしの快適さと家族の安心を両立した住まいの魅力をぜひご確認ください。



1.バリアフリーで暮らしやすい設計


平屋の最大の特徴は、階段が不要で室内の段差を減らしやすい点です。高齢者や小さな子どもがいる家庭では、段差を減らした設計によってつまずきや転落のリスクを軽減でき、安心・安全に暮らせます。


また、平屋は将来的なリフォーム費用を抑えられる点でも注目されています。階段がないため、老後に必要なバリアフリー化が容易で、エレベーターの設置や階段の改装が不要です。建築時から段差の少ない設計にすることで、将来的なコストを大幅に削減できます。



2.動線がシンプルで家事が効率的


平屋は、すべての部屋が同じフロアに配置されているため、家事に必要な移動が最小限で済みます。階段の上り下りがない分、移動の手間が省け、毎日の家事にかかる負担を軽減できます。



3.地震や台風に強い安心感


平屋は、構造的に重心が低いため、地震時の揺れを抑えやすい設計が特徴です。また、柱や壁の配置バランスを取りやすく、建物全体の耐震性能を向上させられます。この点は、地震が多い日本で特に大きな安心材料です。


さらに、平屋は屋根面積が広く、風の力を分散させやすい構造のため、台風にも強いとされています。強風時でも建物の安定性が保たれやすく、住宅の損傷リスクを軽減できる点は大きなメリットです。



4.家族間のコミュニケーションが増える


平屋では、全員が同じフロアで生活するため、自然と顔を合わせる機会が増えます。近い場所に家族が集まりやすく、日常の会話やふれあいが生まれやすい環境が整います。

このような環境は、忙しい日常の中でも家族のつながりを深めるきっかけとなり、特に小さなお子さんがいる家庭では安心感を与える住まいとして人気です。



5.光熱費の節約が期待できる


平屋は冷暖房効率が高く、電気代を抑えられる点が大きな魅力です。上下階の温度差が発生しないため、エアコンやヒーターの空調効率が良く、夏場は部屋全体を涼しくしやすく、冬場は暖房効果を均一に保ちやすくなります。その結果、冷暖房にかかるコストを削減できます。


さらに、断熱材や窓の配置を工夫すれば、光熱費の節約効果をより高めることが可能です。例えば、窓を南向きに配置して日光を取り入れたり、高性能な断熱材を使ったりすることで、外気温の影響を受けにくい住まいになります。


なお、窓からくる寒さ対策については以下の記事で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。


【関連記事】窓の冷気をシャットアウト!自分でできる寒さ対策とリフォームのポイント




平屋の5つのデメリット


平屋には多くの魅力がありますが、一方で検討すべきデメリットも存在します。


  1. 建築費用が割高になりやすい
  2. 広い敷地が必要になる
  3. 日当たりや風通しが周辺環境に左右されやすい
  4. 家全体が浸水するリスクが高い
  5. 防犯やプライバシーへの懸念


それぞれの課題を把握し、自分や家族にとって最適な住まいを選びましょう。



1.建築費用が割高になりやすい


平屋は二階建て住宅と比べて建築費用が高くなる傾向があります。その理由のひとつは、建築面積が広がることで基礎工事や屋根工事にかかる費用が増える点です。すべての部屋を1階に配置するため、建物を支える基礎や屋根の面積が大きくなり、使用する資材や施工コストが増加します。


また、外壁の面積も広がるため、外壁材や塗装の費用が上乗せされます。これらの要因が重なり、平屋の建築費用は同じ床面積の二階建てより割高になるケースが多いです。


さらに、都市部で平屋を建てる場合は、広い土地が必要になるため、地価の高さが費用の増加につながります。



2.広い敷地が必要になる


平屋はすべての生活空間を1階部分に配置するため、二階建て住宅と比べて建築面積が大きくなります。そのため、広い敷地が必要となり、都市部や土地の少ない地域では選択肢が限られる可能性があります。


さらに、広い敷地を所有すると固定資産税が高くなる傾向があります。固定資産税は土地と建物の評価額に基づいて課税されるため、土地面積が大きいほど評価額が上がり、課税額が増える仕組みです。加えて、平屋は建物の面積も広がるため、建材や設備の量が増え、建物の評価額が高くなる場合もあります。



3.日当たりや風通しが周辺環境に左右されやすい


平屋は建物の高さが低いため、隣接する建物や周辺環境によって日当たりや風通しが大きく影響を受けることがあります。例えば、隣家との距離が近かったり、周囲に高層建築が立ち並ぶ場合、リビングや寝室に十分な採光を確保できません。また、風通しが悪くなり、夏場には室内が蒸し暑くなりやすいという課題も生じます。


こうした問題を解決するためには、建築時に窓の配置や方角を工夫しましょう。例えば、日当たりを確保するために南向きの大きな窓を設置したり、風の通り道を作るために対面する窓を配置するなど、周囲の環境を考慮した設計が大切です。



4.家全体が浸水するリスクが高い


平屋はすべての部屋が1階部分にあるため、洪水や大雨などの水害による浸水被害を受けやすいという弱点があります。二階建てや三階建ての住宅では上階に避難すれば被害を最小限に抑えられる場合がありますが、平屋では家全体が影響を受けやすいです。


特に浸水リスクの高い地域では、土地選びの段階から注意が必要です。基礎の高さを上げる、排水設備を強化するなどの防災対策を講じ、被害を軽減できるようにしましょう。



5.防犯やプライバシーへの懸念


平屋はすべての生活空間が一階部分にあるため、窓や出入口からの侵入が比較的容易で、防犯面での不安が生じることがあります。また、隣接する道路や家との距離が近い場合、窓やカーテン越しに家の中が見えやすく、プライバシーの確保が難しい点もデメリットです。


こうした課題を克服するためには、防犯ガラスや鍵の強化、センサー付きライトの設置といった基本的な防犯対策が効果的です。さらに、植栽を使った目隠しや高いフェンスを設けると、プライバシーを守りつつ防犯対策を強化できます。




平屋を選ぶときの3つのポイント


平屋を建てる際には、メリットやデメリットを踏まえた上で、計画をしっかり立てることが重要です。


  1. 土地選び
  2. 建築費用
  3. 平屋建築が得意な施工会社を選ぶ


ここでは、平屋を選ぶときに押さえておきたい3つのポイントについて詳しく解説します。



1.土地選び


平屋は建築面積が広くなるため、土地選びが家づくりの成否を左右します。日当たりや風通しを確保できる土地を選びましょう。周囲に高い建物が多い場合や隣家との距離が近い土地では、採光や通風に不利な可能性があるため注意が必要です。


また、災害リスクも忘れてはいけません。洪水や地震に備えるために、浸水リスクの低いエリアかどうかを確認しましょう。さらに地盤調査を行い、建築予定地の地盤がしっかりしているかを確認することで、家の耐久性を高められます。


2.建築費用


平屋は構造上、二階建て住宅より坪単価が高くなります。建築面積が広がる分、基礎工事や屋根工事にかかる費用が増えるためです。ただし、土地の形状や選ぶ設備によって費用が変動するため、具体的な費用感を把握する必要があります。


建築費用を抑えるには、複数の施工会社から見積もりを取得して内容を比較しましょう。同じデザインの家でも、使用する建材の種類や設備のグレードによって価格が変わります。例えば、キッチンやバスルームに予算を多めに配分し、床材や壁材でコストを調整するなど、設備の優先順位を決めて検討するとコストが抑えられます。


3.平屋建築が得意な施工会社を選ぶ


平屋を建てる際には、施工実績や顧客レビューをチェックし、平屋に特化したノウハウを持つ施工会社を選びましょう。特に、設計段階からデザインやコストについて相談しやすい業者を選ぶと、理想の住まいを実現しやすくなります。


私たち川上技建は、豊富な施工実績をもとに平屋特有の課題を解決する提案が可能です。外観や内装デザインだけでなく、予算に合わせた調整も丁寧に対応いたします。




平屋の建築事例|『安心』子育て応援宣言!澄川モデル


現在、子育て中のパパやママに優しい間取りと環境を提供する川上技建の新シリーズ「澄川モデル」。子育てを応援するため、立地環境から間取りまでトータルで検討し、住宅性能や建築コストを考慮して「お財布に優しい家づくり」を実現しています。


<ポイント1.シンプルで洗練された外観>

シンプルながらも洗練されたデザインで、周囲の景観や自然との調和を重視した外観です。


<ポイント2.開放感のある吹き抜け>

平屋でも吹き抜けを取り入れることで、空間が広く感じられ、開放的な住まいを実現します。


<ポイント3.快適なキッチン>

キッチンの通路幅を十分に確保しているため、調理や片付けがスムーズに行え、家事の効率が向上します。



まとめ|平屋の特徴を理解して理想の住まいを実現しよう!


平屋には、バリアフリーや家事効率の良さといったメリットがある一方、建築費用や敷地面積などのデメリットもあります。土地選びや施工会社選びをしっかり検討し、理想の住まいを実現するための準備を整えましょう。


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