札幌市の住みやすさがわかる!暮らしやすいエリアと土地価格の目安を紹介

こんにちは、川上技建です🌳

北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。


今回は、創業35年以上の実績を誇る川上技建が、札幌市での暮らしやすさと家づくりに役立つエリアごとの特徴や土地事情について、以下のポイントを具体的にわかりやすく解説します。



家づくりのご相談は、ぜひ川上技建までお気軽にお問い合わせください。



▼目次


札幌市はどんな街?

 札幌市の基本情報

 梅雨がなく台風の影響が少ない気候

 札幌市の交通事情

 札幌市のグルメ

子育てファミリーにとっての札幌の魅力とは

 札幌市の手厚い子育て支援制度|医療費無償化や児童手当拡充も

 札幌市の豊富な公園と家族向けレジャースポット

 ファミリーに優しい札幌市の交通環境とおすすめ居住エリア

札幌市で注文住宅を建てるなら知っておきたい!エリア別の特徴と土地事情

 札幌市全体の土地価格動向

 札幌市の区別土地価格と特徴

  中央区(坪単価:259万8162円)

  北区(坪単価:69万9473円)

  豊平区(坪単価:57万6303円)

  西区(坪単価:49万7254)

  東区(坪単価:47万5365円)

  白石区(坪単価:46万7740円)

  厚別区(坪単価:45万1418円)

  清田区(坪単価:27万5853円)

  手稲区(坪単価:25万9131円)

  南区(坪単価:21万3856円)

まとめ|札幌での暮らしを見据えて、家づくりの選択肢を整理しよう



札幌市はどんな街?


このセクションでは、札幌市の基本情報をはじめ、気候や交通事情、食文化など、暮らしに関わる基礎的な特徴を紹介します。



都市としての機能と自然の豊かさが共存する札幌市には、10の行政区があり、それぞれが異なる魅力を持っています。



札幌市の基本情報


札幌市は、北海道の石狩平野南西部に位置する日本最北の政令指定都市です。面積は1,121.26㎢と広大で、東京23区のおよそ2倍に相当します。市内は中央区・北区・東区・白石区・厚別区・豊平区・清田区・南区・西区・手稲区の10区で構成されています。

2025年5月時点の人口は約197万人で、横浜・大阪・名古屋に次いで全国第4位の規模です。北海道全体の人口のうち、およそ3割が札幌市に集中しており、道内の政治・経済・文化の中心都市として大きな役割を担っています。

さっぽろ雪まつりやYOSAKOIソーラン祭り、札幌国際芸術祭など、全国的に有名なイベントも数多く開催されており、国内外から観光客が訪れる文化都市としての魅力もあります。



梅雨がなく台風の影響が少ない気候


札幌市の気候は、冬の厳しさと夏の過ごしやすさが大きな特徴です。年間の降雪量は約5mに達し、積雪のある日数も多く、都市としては世界的にも珍しい豪雪地帯に分類されます。

一方、夏は湿度が低く、気温も本州に比べて穏やかです。梅雨がなく台風の影響も少ないため、屋外での活動や旅行の計画が立てやすい気候です。


ただし、年によっては梅雨前線が北海道付近まで北上することがあり、札幌市でも雨の日が続くケースがあります。この現象は「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と呼ばれ、本州の梅雨に比べると短く軽い傾向にあります。



札幌市の交通事情


札幌市は、道外からのアクセスのしやすさと、市内の移動の快適さを兼ね備えた交通環境が整っています。

北海道最大の空港である新千歳空港は、札幌市中心部から約45kmの距離にあり、全国30都市と直行便で結ばれています。空港からはJR「快速エアポート」で約37分、バスなら約70分で市内に到着。市内では地下鉄・JR・バス・路面電車などの公共交通が発達しており、住むエリアによっては車がなくても十分に生活できる環境です。



札幌市のグルメ


札幌市は、道内の物流拠点としての役割を担っており、北海道各地から野菜・果物・海産物などの新鮮な食材が集まります。


ラーメンやジンギスカン、海鮮、スープカレーなどの定番グルメが楽しめる地域としても知られ、観光客にも人気です。

出典:札幌市観光協会


さらに、札幌観光協会が提供する「さっぽろグルメクーポン」アプリを使えば、札幌市内のおすすめ飲食店200店舗以上の情報をチェックでき、100種類以上のクーポンも利用できます。雪まつりやオータムフェストなどの公式情報も配信しており、観光中の飲食店選びやイベント情報の収集に役立ちます。




子育てファミリーにとっての札幌の魅力とは


ここからは、子育て世帯の視点から見た札幌市の魅力を紹介します。



医療費助成や待機児童ゼロなどの制度面に加え、公園やレジャー施設の充実、住環境や交通利便性まで、安心して暮らせる要素を幅広く取り上げました。



札幌市の手厚い子育て支援制度|医療費無償化や児童手当拡充も


札幌市では、子育て家庭を支える制度が年々拡充されており、経済的な負担を軽減する仕組みが整っています。


2025年4月からは、子ども医療費助成の対象が拡大され、18歳(高校生)までの医療費が通院・入院ともに無償となりました。児童手当も、高校生まで支給対象が広がり、第3子以降は月額3万円が支給されるなど、多子世帯への支援も強化されています。さらに、2歳未満の子どもがいる家庭には、指定ごみ袋の無償配布も行われています。


保育所などの待機児童数は2025年4月時点で8年連続ゼロを達成。安心して保育サービスを利用できる環境も整っています。



札幌市の豊富な公園と家族向けレジャースポット


札幌市には、市内全域に2,700を超える公園が整備されており、子どもたちがのびのびと遊べる環境が充実しています。遊具のある近隣公園から、家族で一日楽しめる広域レジャースポットまで、幅広い選択肢があります。



【代表的な施設】

・滝野すずらん丘陵公園

 北海道で唯一の国営公園で、400ヘクタールを超える広大な敷地を持ちます。「こども

 の谷」エリアには、大型遊具やユニークな造形の遊具が点在しており、親子でたっぷり

 遊べます。


・サッポロさとらんど

 農業をテーマにした体験型施設で、野菜の収穫体験や動物とのふれあいなど、自然の中

 で学べるアクティビティが揃っています。


・札幌市円山動物園

 ホッキョクグマやレッサーパンダなど人気の動物をはじめ、遊具やイベントも充実。

 一日を通して楽しめる動物園です。



また、札幌は夏場の湿度が低く、梅雨もないため、快適に外遊びができます。冬にはスキー・スノーボード・雪遊びなど、北海道ならではの季節体験も楽しめます。



ファミリーに優しい札幌市の交通環境とおすすめ居住エリア


札幌市は、公共交通機関が発達しており、車を持たずに生活しやすい都市として知られています。地下鉄・JR・バス・路面電車が市内を網羅しており、子ども連れでの移動や通園・通学にも便利な環境が整っています。


特に地下鉄は市内を南北線・東西線・東豊線の3路線で結び、主要エリアへのアクセスがスムーズ。積雪の多い冬でも移動手段に困りにくく、ベビーカーでの利用も比較的しやすいのが特徴です。



【ファミリーに人気の居住エリア】

・新札幌・新さっぽろ駅周辺(厚別区)

JRと地下鉄が交差する利便性の高いエリアで、商業施設や医療機関、大型公園が集まっています。子育て世帯向けのマンションや住宅地も豊富です。


・麻生駅周辺(北区)

地下鉄南北線の始発駅で、通勤・通学に便利。駅前には買い物環境が整っており、落ち着いた住宅街も多く、住みやすさと利便性を両立できます。


・宮の沢駅周辺(西区)

地下鉄東西線の終点で、閑静な住宅街と大型ショッピングモールが共存。保育施設や公園も多く、ファミリー層に根強い人気があります。



札幌市内は区ごとに特色があり、交通の便と生活環境のバランスが取れたエリアが多いため、子育て中の世帯にも適した住環境が整っています。




札幌市で注文住宅を建てるなら知っておきたい!エリア別の特徴と土地事情


このセクションでは、札幌市で注文住宅を検討する際に参考となる、土地価格の傾向やエリアごとの特徴を紹介します。



住宅地としての人気が高まる札幌市では、区ごとに価格や特性に違いがあります。家づくりの計画に合わせて、立地条件も慎重に検討しましょう。


※情報は2025年6月時点のものです



札幌市全体の土地価格動向


札幌市では近年、土地価格の上昇が続いています。2024年の平均坪単価は68万5,081円で、全国1,374市町村のうち84位に位置。2025年の公示地価では、平均72万8,332円と前年比で約4.01%の上昇を記録しており、住宅用地としての安定した需要がうかがえます。



札幌市の区別土地価格と特徴


札幌市内の土地価格は、区ごとに大きく異なります。ここからは、2025年の公示地価をもとに、各エリアの坪単価と特徴を紹介します。住まいの希望条件や予算に応じて、エリアを比較する際の参考にしてください。

出典:土地価格相場がわかる土地代データ



中央区(坪単価:259万8162円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ

中央区は札幌市の中心部に位置し、政治・経済・文化の中枢として機能するエリアです。都心部は碁盤の目状に整備されており、官庁や企業のビルが集まっています。区内を巡る路面電車(市電)は、市民の移動手段として親しまれており、交通アクセスにも優れています。

一方で、坪単価は市内で最も高い約260万円と価格水準はとても高く、住宅を建てる場合は、ある程度の予算が必要となるエリアです。



北区(坪単価:69万9473円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


札幌市で最も人口が多い北区は、平坦な地形で生活しやすく、住宅地としても人気のあるエリアです。もともと農業地帯だった地域に宅地開発が進んだことで、ファミリー層を中心に居住者が増え、現在では約29万人が暮らしています。


JR札沼線の高架化や札幌駅北口の再開発により、オフィスや商業施設が整備され、利便性も大きく向上しました。学園都市線の整備を背景に、都心部へのアクセスも良好です。


北海道大学や北海道教育大学などのキャンパスがあり、文教地区としての側面も持つ北区は、学生や研究者が多く集う知的な雰囲気も魅力のひとつ。創成川や茨戸の水辺など自然環境にも恵まれており、都市と自然が調和した街並みが広がっています。



豊平区(坪単価:57万6303円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


豊平区は札幌市の南東部に位置し、中央区に隣接する利便性の高いエリアです。地下鉄南北線と東豊線の2路線が通っており、市内中心部や他区への移動もスムーズです。


商業施設・医療機関・教育施設がバランスよく整っているだけでなく、羊ケ丘や西岡の丘陵地、望月寒川、月寒川などの自然環境にも恵まれており、都市機能と自然が共存する住環境が整っています。



西区(坪単価:49万7254)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


西区は札幌市の西部に位置し、JR函館本線と地下鉄東西線の2路線が利用できる、交通利便性の高いエリアです。中心駅の琴似駅から札幌駅までは、JR快速で約5分、地下鉄でも約11分とアクセスの良さも魅力です。


区の中央には公共施設や商業施設が集まる琴似・二十四軒エリアがあり、生活に必要な機能が整っています。発寒地区には木工団地、発寒北には鉄工団地が広がり、地場産業の拠点としての役割も果たしています。


また、三角山や手稲山などの山々に囲まれた自然豊かな環境も広がり、区内を流れる琴似発寒川は「平和の滝」や「西野ふれあい広場」など住民の憩いの場として親しまれています。



東区(坪単価:47万5365円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


東区は札幌市の北東部に位置し、比較的土地価格が抑えられているため、広めの敷地を確保しやすいエリアです。地形は全体的に平坦で、住宅地としても整備しやすい特性があります。


農業・工業・商業の3つがバランスよく発展しており、特にタマネギやコマツナなどの生産が盛んな農地が広がっています。工業面では、苗穂地区にJR苗穂工場や食品工場、丘珠地区には鉄工団地が立地し、産業基盤の強さも特徴です。


また、モエレ沼公園やさとらんど、つどーむのような大型施設も多く、レジャーやスポーツなど、家族で楽しめる場所も充実しています。



白石区(坪単価:46万7740円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


白石区は札幌市の東部に位置し、ベッドタウンとしても人気のエリアです。JR函館本線・千歳線、市営地下鉄東西線などの交通網が東西方向に整備されており、通勤・通学の利便性にも優れています。JR白石駅周辺では再開発が進み、駅前広場や自由通路の整備により、アクセスや乗り継ぎのしやすさが向上しました。


また、旧千歳線の線路跡を活用した「白石こころーど」や、健康運動施設を備えた川下公園など、住民が気軽に利用できる公共施設も充実しています。



厚別区(坪単価:45万1418円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


厚別区は札幌市の東部に位置し、自然環境と都市機能が調和したエリアとして知られています。特にJR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅を中心とした計画的なまちづくりが特徴で、商業施設や住宅地がバランスよく整備されています。


地形はJR函館本線を境に北側が平野部、南側が丘陵地帯にわかれており、厚別川や三里川など複数の河川が流れる、穏やかな起伏のある地形です。


昭和30年代の団地開発や副都心構想を経て整備が進み、現在は大型商業エリアと静かな住宅街が共存する暮らしやすい地域となっています。


また、野幌森林公園の豊かな自然をはじめ、「青少年科学館」や「厚別公園」など特色ある施設も充実しており、教育やレジャー環境にも恵まれたエリアです。



清田区(坪単価:27万5853円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


清田区は1997年に豊平区から分区して誕生した、札幌市で最も新しい行政区です。面積は約60平方キロメートルと市内では4番目の広さを誇り、住宅地としての整備が進んでいます。


区の約3分の2が丘陵地や山林で構成されており、白旗山や平岡公園など豊かな自然が残る一方、近年では新しい住宅地の開発も進んでおり、子育て世帯が多く住む「若いまち」としての側面も強まっています。


持ち家率は73.6%と市内で最も高く、15歳未満の子どもがいる世帯割合も20.9%と唯一2割を超えており、ファミリー層にとって魅力的な居住地です。



手稲区(坪単価:25万9131円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


札幌市の北西部に位置する手稲区は、自然と共生する暮らしが実現できるエリアです。面積は約57㎢で、市内では6番目の広さにあたります。


区のシンボルである手稲山には、登山・ハイキング・スキーなど四季を通じて楽しめるアクティビティが揃っており、レクリエーション環境が充実しています。


持ち家率は札幌市内で2番目に高く、子育て世帯を中心としたファミリー層から支持されている地域です。



南区(坪単価:21万3856円)


出典:土地価格相場がわかる土地代データ


南区は札幌市の約60%を占める広大なエリアです。支笏洞爺(しこつとうや)国立公園や札幌岳・余市岳など、雄大な自然に囲まれ、四季を通じてアウトドアが楽しめます。


藻岩山や定山渓温泉、豊平峡ダムなど、市民に親しまれる観光・保養地も点在し、自然と暮らしが調和する地域です。

ただし、中心地から距離があるため、冬期は交通アクセスに注意が必要です。




まとめ|札幌での暮らしを見据えて、家づくりの選択肢を整理しよう


札幌市内はエリアごとに特色が異なり、住む場所を選ぶ過程も家づくりの楽しみの1つです。住まいを検討する際は、それぞれの地域特性を踏まえたうえで、将来の暮らしを見据えて判断しましょう。


川上技建では、ファイナンシャルプランナーの資格を持つスタッフが在籍しており、ご予算やライフプランに沿った家づくりを提案しています。標準仕様にとらわれることなく、必要な設備とそうでない部分を見極めながら、一人ひとりの理想に合った家づくりが可能です。


また、ご相談から施工・引き渡しまでを一貫して同じ担当者が対応するため、打ち合わせの過程で意図がずれる心配が少なく、ご希望を丁寧に反映できる体制が整っています。


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