【令和7年度】苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の要件や補助金額を解説

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こんにちは、川上技建です🌳


北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。


北海道には、注文住宅の購入に利用できる補助金制度がいくつかあります。

そのなかで、苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の利用を検討している方もいるでしょう。補助金を利用するには、補助対象や要件に合致している必要があります。


そこで今回は、創業35年以上の実績を誇る川上技建が、苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金について、以下のポイントを具体的にわかりやすく解説します。



注文住宅の購入で補助金利用をお考えの方は、ぜひ川上技建までお気軽にお問い合わせください。



▼目次


苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金とは?

【令和7年度】苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の対象機器・住宅と補助額

 太陽光発電設備(自家消費型)

 定置用リチウムイオン蓄電池

 エコキュート

 ZEH

 ZEH+

 HEMS

 給電設備

苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の申請対象

【令和7年度】苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の申請方法・期間

苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金を利用した注文住宅のご相談は川上技建へ!



苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金とは?


北海道苫小牧市では、「ゼロカーボンハウス促進補助金」を実施しています。

この補助金は、苫小牧市内の住居を対象としたZEH、ZEH+、太陽光発電設備(ソーラーカーポートを含む、定置用リチウム蓄電池、HEMS、エコキュート、給電装置の導入に対する支援制度です。


苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金は、2050年までに二酸化炭素の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の実現のための取り組みの一環で行われています。


国費補助と市費補助を組み合わせて利用できる特徴があり、導入する設備によっては、100万円以上の補助が受けられるケースもあります。




【令和7年度】苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の対象機器・住宅と補助額


苫小牧市で補助金を利用して注文住宅の購入を検討している方は、補助金の対象になる住宅・設備を把握しておく必要があります。


以下は、令和7年度の苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金の対象住宅・機器と各補助額をまとめた一覧表です。

引用:令和7年度苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金|北海道苫小牧市


対象機器それぞれの概要と補助要件をわかりやすくご説明します。



太陽光発電設備(自家消費型)


30%以上の自家消費を前提とした太陽光発電設備です。


補助金を受けるには、12ヶ月分の自家消費率を太陽光自家消費率報告書(様式第19号)で報告する必要があります。また、国の補助制度との併用はできません。


申請する住所の敷地内に太陽光発電設備が設置されていないこと、固定価格買取制度(FIT)の認定を取得しないこと、などの要件があります。



定置用リチウムイオン蓄電池


注文住宅に設置し、太陽光発電設備から得た電力を蓄え、使用できる蓄電池です。


補助金を受けるには、太陽光発電設備の付帯設備でなければなりません。また、国の補助制度との併用はできません。


20kWh未満の蓄電池であること、パワコンなどの電力変換装置とで構成されること、メーカー保証およびサイクル試験による性能が10年以上であること、などの要件があります。



エコキュート


空気の熱を利用し、ヒートポンプ技術を用いてお湯を沸かす家庭用給湯器です。


渋滞の給湯器に対し、30%以上CO2削減効果が得られる機器が対象になります。



ZEH


ZEH(ゼッチ)とは、「Net Zero Energy House」を略したもので、年間の消費エネルギー量が実質ゼロになる住宅です。


ZEH設備は、高断熱外皮・空調設備・給湯設備・換気設備の4つの設備を指します。


補助金を受けるには、ZEHロードマップでのZEHの定義を満たしていなければなりません。

具体的には、住宅の外皮性能がUA値0.4以下を満たすこと、基準一次エネルギー消費量から20%以上削減されていること、などが挙げられます。



ZEH+


ZEH+(ゼッチプラス)とは、ZEH基準を上回る、高性能な省エネ住宅です。


ZEHの要件を満たしていて、かつ以下の要件を満たしていると補助金の対象になります。


  • 基準一次エネルギー消費量から30%以上削減されていること
  • 住宅の外皮性能が断熱性能等級6以上であること
  • 電気自動車もしくはプラグインハイブリッド車に充電を可能とすること、もしくはHEMSにより住宅内の暖冷房設備、給湯設備などが制御可能であること


補助金の上限がZEHよりも45万円多いため、高断熱高気密性の注文住宅を建てたい方はZEH+を検討しましょう。



HEMS


HEMS(ヘムス)とは、建物のエネルギーの使用状況を可視化し、電気機器の稼働を自動制御できる装置です。

無駄な電力使用を抑えられるため、電気代の節約につながります。


補助金を受けるための要件は以下のとおりです。


  • 住宅の電力使用量を測定、蓄積し、電力使用量の可視化ができる。
  • 「ECHOET Lite」規格を標準規格として搭載している。
  • 家電製品などの自動制御ができる。
  • 太陽光発電などの発電設備、蓄電池と接続機能がある。


新築住宅だけでなく、既存住宅や店舗併用住宅も対象です。既存住宅の場合、受けられる補助額が新築住宅の1/2になります。



給電設備


給電設備とは、EV・PHEV・HVなどのバッテリーから、住宅に給電できる設備です。自動車から住宅へ1方向にのみ給電できる設備で、災害が発生した際の停電対策になります。


EV・PHEV・HVなどから住宅に給電できること以外に特別な要件はありません。

また、新築住宅だけでなく、既存住宅や店舗併用住宅も対象です。


参考:苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金Q&A

苫小牧市ゼロカーボンハウス補助金要綱




苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の申請対象


苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の申請対象を確認しておきましょう。


まず、国費補助の対象者は、次のいずれかの個人です。


  • 苫小牧市内にみずから居住するために、ZEHを新築もしくは購入する方
  • 苫小牧市内にみずから居住する住宅(店舗併用の場合は住宅部分のみ)もしくは敷地内に太陽光発電や定置用リチウムイオン蓄電池、エコキュートを設置する方


市費補助の対象者は、苫小牧市内にみずから居住する住宅(店舗併用の場合は住宅部分のみ)もしくは敷地内に対象機器を設置する方です。


共通要件として、苫小牧市の住民基本台帳に記録されている市民(市内に居住予定の方)、市税を滞納していないこと、などが挙げられます。

新築・既存問わず、購入先が苫小牧市内に事務所を構える法人・個人であることも要件の1つです。


参考:令和7年度苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金事業手引き



【令和7年度】苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金の申請方法・期間


苫小牧市内のゼロカーボンハウス促進補助金は、郵送・電子申請・メールのいずれかの方法で交付申請を行います。

窓口に申請書を持参しても受け付けてもらえませんので注意しましょう。


それぞれの方法別の申請方法を以下にまとめます。


◆郵送の場合

「環境衛生部ゼロカーボン推進室 脱炭素先行地域推進担当」に申請書一式を送付します。

◆電子申請の場合

補助金ホームぺージのリンク先で必要事項を記入し、必要書類を添付して申請してください。

申請URLはこちら


◆メールの場合

指定のアドレス宛に必要書類を送信します。

アドレスはこちら⇒z-carbon@city.tomakomai.hokkaido.jp


補助金の申請期間(実績報告書提出期限)は、対象機器によって異なるので、以下を参考にしてください。

上記の申請期間内に、実績報告書および添付書類を提出する必要があります。


参考:令和7年度苫小牧市ゼロカーボンハウス促進補助金




苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金を利用した注文住宅のご相談は川上技建へ!


苫小牧市のゼロカーボンハウス促進補助金は、省エネ性に優れている注文住宅や、高断熱高気密の注文住宅を建てたい方が利用できる制度です。

設備の導入費用が抑えられる可能性があるため、積極的に利用を検討しましょう。


ただし、申請対象や要件、申請方法などルールが定められているので、内容をしっかり確認する必要があります。


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川上技建は創業から30年以上、北海道苫小牧市を拠点に活動しています。ご相談から設計・施工まで自社による一貫対応を強みとしています。


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