【2025年】子育てグリーン住宅支援事業の要件や補助額を解説 

こんにちは、川上技建です🌳

北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。


北海道で注文住宅を建てる際、子育てを視野に入れ、家族で住みやすい高性能住宅を検討される方は多いと思います。

そういった方が利用できる補助金制度が、子育てグリーン住宅支援事業です。

補助金の利用にはいくつかの要件があり、対象住宅によって補助額も異なります。


そこで今回は、創業35年以上の実績を誇る川上技建が、子育てグリーン住宅支援事業について、以下のポイントを具体的にわかりやすく解説します。



北海道で補助金を利用して注文住宅をご検討の方は、ぜひ川上技建までお気軽にお問い合わせください。



▼目次


子育てグリーン住宅支援事業とは

【2025年】子育てグリーン住宅支援事業の申請対象と補助金額

 子育てグリーン住宅支援事業の補助対象者

 子育てグリーン住宅支援事業の対象住宅と補助金額

子育てグリーン住宅支援事業の申請対象となる注文住宅の省エネ性能

 GX志向型住宅【2025年から追加】

 長期優良住宅

 ZEH水準住宅

子育てグリーン住宅支援事業の申請方法・期間

子育てグリーン住宅支援事業を利用して初期費用を抑えましょう



子育てグリーン住宅支援事業とは


子育てグリーン住宅支援事業とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた事業です。新築の注文住宅への補助は、国土交通省と環境省の合同事業になります。


この事業は、新築住宅でのエネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯を対象とした、「ZEH+(ZEH基準を大きく上回る省エネ住宅)」の導入、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた支援です。

新築住宅に加え、既存住宅の省エネ改修の支援も事業の一環に含まれます。


子育てグリーン住宅支援事業で補助金を受けるには、いくつかの要件があります。利用を検討される方は、事前にしっかり確認しておきましょう。




【2025年】子育てグリーン住宅支援事業の申請対象と補助金額


子育てグリーン住宅支援事業は、北海道を含めた全国規模の事業です。しかし、すべての注文住宅が対象というわけではありません。

補助金の利用申請を始める前に知っておきたい、申請対象と補助金額をまとめます。



子育てグリーン住宅支援事業の補助対象者


まず、補助対象者は以下のとおりです。

グリーン住宅支援事業者と工事請負契約を締結し、注文住宅を新築する方が対象です。


グリーン住宅支援事業者とは、建築主に代わって補助金申請の手続きを行い、交付された補助金を建築主に払い戻す事業者です。あらかじめ、事業に登録した事業者でなければなりません。


補助対象は、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の3つの住宅です。

GX志向型住宅はすべての世帯が対象ですが、長期優良住宅およびZEH水準住宅の新築注文住宅は、子育て世帯または若者夫婦世帯に限られます。それぞれの対象者は以下のとおりです。


①子育て世帯

・申請時点において、子を有する世帯

・子とは、2006年4月2日以降出生の子(2024年4月1日時点で18歳未満)

・2025年3月末までに建築着工する場合は、2023年4月1日時点で18歳未満の子


②若者夫婦世帯

・申請時点において夫婦であり、いずれかが若者である世帯

・若者とは、2024年4月1日時点で39歳以下の者(2006年4月2日以降出生)

・2025年3月末までに建築着工する場合は、2023年4月1日時点でいずれかが39歳以下


以上の要件があるため、長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築を検討している方は対象者に該当するかどうかを確認しましょう。


参考:対象要件の詳細【注文住宅の新築】|子育てグリーン住宅支援事業【公式】



子育てグリーン住宅支援事業の対象住宅と補助金額


子育てグリーン住宅支援事業の対象になるのは、床面積が50㎡以上240㎡以下の住宅です。

かつ、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅のいずれかの省エネ性能を有する住宅が補助の対象になります。それぞれの補助金額は以下のとおりです。

古家の除却に関しては、建築主もしくは親族が所有する住宅の解体工事を発注し、2024年11月22日から完了報告までに解体工事が終了する場合に限られます。

複数の古家を除却しても加算は20万円までなので注意しましょう。


引用:事業概要|子育てグリーン住宅支援事業【公式】




子育てグリーン住宅支援事業の申請対象となる注文住宅の省エネ性能


子育てグリーン住宅支援事業の補助金を受けるには、対象住宅ごとに省エネ性能の要件を満たす必要があります。

ここでは、それぞれの要件を以下にまとめます。



GX志向型住宅【2025年から追加】


GX志向型住宅とは、ZEH水準住宅を大きく上回る省エネ性能を持つ、脱炭素志向型の住宅です。2024年度までは長期優良住宅とZEH水準住宅のみでしたが、2025年度からGX志向型住宅が新たに追加されました。


注文住宅の場合、以下の①~④すべての要件に該当する住宅が申請対象となります。

多雪地域とは、建築基準法施行令第86条の規定により、特定行政庁が定める垂直積雪量100㎝以上に該当する地域を指します。


北海道苫小牧市は多雪地域なので、③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率の要件はありません。



長期優良住宅


長期優良住宅とは、長期にわたって良好な状態で使用できる措置が講じられており、都道府県や市区町村で認定を受けた住宅です。


長期優良住宅の場合、以下の①②どちらの要件にも該当する注文住宅が申請対象となります。


①断熱等性能等級:等級5以上

②一次エネルギー消費量等級:等級6以上


上記は、注文住宅だけでなく、共同住宅にも該当する要件です。



ZEH水準住宅


ZEH水準住宅とは、一定の省エネ性能を持つ住宅です。

ZEH水準住宅の場合、以下の①②どちらの要件にも該当する注文住宅が申請対象となります。


①断熱等性能等級:等級5以上

②再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率:20%以上


上記は、注文住宅だけでなく、共同住宅にも該当する要件です。

②については、一次エネルギー消費量等級が等級6以上である必要があります。


引用:新築住宅の省エネ性能|子育てグリーン住宅支援事業【公式】




子育てグリーン住宅支援事業の申請方法・期間


子育てグリーン住宅支援事業の申請期間は、3期間に分けられており、第1期が5/31までで、第2期が6/1から6/30までで終了しています。

第3期は7/1から12/31までですが、予算に達し次第終了するので、早めの申請がおすすめです。


なお、子育てグリーン住宅支援事業の申請は個人で行うことはできません。あらかじめ同事業に登録した住宅事業者が行うので、施主は住宅事業者の申請手続きに協力します。


たとえば、完了報告に必要な書類を用意しておく必要があります。


・住民票(建築主が新築住宅に入居したことを証明)

・建築基準法に基づく検査済証

・導入した高度エネルギーマネジメント対応HEMS機器型番が確認できる書類等(GX志向型住宅の場合)

・不動産登記における従前建物の閉鎖登記事項証明書等(古家の除却を行う場合)


苫小牧市で利用できる補助金制度については、以下の記事も併せてご確認ください。

内部リンク:注文住宅を苫小牧市で建てるなら知っておきたい補助金制度


参考:申請手続きの詳細【注文住宅の新築】|子育てグリーン住宅支援事業【公式】




子育てグリーン住宅支援事業を利用して初期費用を抑えましょう


子育てグリーン住宅支援事業は、北海道を含む全国の注文住宅で利用できる補助金制度です。

細かい要件はあるものの、該当する方が補助金を受けると、初期費用の負担が大幅に抑えられる可能性があります。

確実に補助金を受けるには、補助金に関する知識があり、注文住宅の実績が豊富な業者と契約するのが望ましいです。


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川上技建は創業から30年以上、北海道苫小牧市を拠点に活動しています。ご相談から設計・施工まで自社による一貫対応を強みとしています。


伝統工法や最新技術も取り入れながらご要望に合わせたご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。