こんにちは、川上技建です🌳
北海道の苫小牧市で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、アパートなどの設計・施工を手がけています。
ファミリーで住む家を建てる時、子供部屋を作りたいという方は非常に多いです。すでにお子さんがいる方はもちろん、将来的に子供と一緒に住みたいと考えている方は、注文住宅で子供部屋を希望されます。そうした中、子供部屋について、広さや仕切りについて悩んでいる方も少なくありません。
今回は、創業30年以上の実績を誇る川上技建が、注文住宅で子供部屋を作りたい方に向けて、広さの決め方から仕切りを入れるメリット・デメリットまで解説します。
- 注文住宅で子供部屋を作るメリット
- 子供部屋の広さの平均は?広さを決める基準とは
- 子供部屋の広さ別メリット・デメリットやレイアウト例
- 注文住宅で新築時に子供部屋を分けるメリット・デメリット
- 注文住宅で子供部屋を後から分けるための工夫
理想の注文住宅を建てるための参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。
▼目次
注文住宅で子供部屋を作るメリット
注文住宅で子供部屋を作り、子供に専用部屋を使わせるメリットは数多くあります。
もっとも大きなメリットは、子供のプライバシーを守ってあげられることです。子供にも、学校での人間関係や他人に秘密にしている気持ちなどがあるでしょう。親の目を気にせずに日記を書いたりSNSを使用したりすることは、子供の権利であり、尊重することにもつながります。
また、自分専用の部屋ができることで、子供が掃除や片付けを自発的に行うようになるでしょう。これにより、責任感や自己管理能力を養うことも可能です。
友達を呼びやすくなる、勉強に集中できる、リラックスできるなどのメリットもあり、学校での人間関係や勉学にも良い影響を与えることができます。
子供部屋の広さの平均は?人数や年齢などの基準を解説
注文住宅では、家の間取りや広さを自由に決められます。子供部屋を作る際、多くの方が迷うポイントが「広さ」です。一般的な子供部屋の広さは6畳程度ですが、実際のところどれくらいの広さが必要なのでしょうか。
2022年にアットホームが実施したインターネットのアンケート調査では、子育てのために重視した住まいについて、子供部屋を用意した人の割合は全体の74%でした。
出典:子どものための住まい探しに関する調査|トレンド調査の調査データ|アットホーム株式会社
子供部屋の広さでもっとも多い回答が6.0〜6.9畳という結果になっています。平均は6.4畳で全体の8割が7畳未満ですが、10畳以上という回答も4.6%あります。
以上の調査結果はあくまでも参考となります。子供部屋の広さは子供の年齢や家全体の広さ、部屋の使い方を踏まえて決めることが大切です。
広さを決める基準となる3つのポイントをご紹介します。
ポイント1 住宅全体の広さ
子供部屋の広さは、住宅全体の広さを考慮して決める必要があります。子供部屋に重点を置きすぎて、リビングをはじめとする家族の共有スペースが狭くなってしまわないように注意しましょう。
例えば、20坪(約3.3㎡)の家を建てる場合、全体の畳数は40畳程度になります。これは、子供部屋やリビングだけでなく、浴室や洗面所、トイレ、キッチン、寝室なども含めた広さです。各部屋に最低限必要な広さを確保した上で、子供部屋の広さを決めなければなりません。
ポイント2 子供の人数
現在の子供の人数はもちろん、将来増える可能性のある子供の人数も考慮しましょう。
子供1人あたり6畳を設ける場合、子供が2人いる家庭での子供部屋が6畳では狭すぎます。
家具や収納を2人で共有するとして、子供が2人いる場合の子供部屋の広さは8畳以上確保するようにしてください。8畳以上あれば、それぞれの勉強机やベッドを余裕を持って置けます。
ポイント3 子供の年齢
子供の年齢によっても必要な広さが異なります。未就学児〜小学校低学年までは、4畳程度の広さでも特に問題は生じません。
しかし、小学校高学年くらいになり、心身ともに大きく成長すると、プライベート空間として子供の部屋の必要性が高まります。趣味を持つと、おのずと物も増えることでしょう。
子供が快適に過ごせるスペースを用意することが大切です。
【子供部屋の広さ別】メリット・デメリットやレイアウト例
注文住宅で子供部屋を作るなら、実際に部屋を使うときのレイアウトを想定して広さを決めた方が良いでしょう。ここでは、子供部屋の広さ別にメリット、デメリット、レイアウト例を解説します。
4.5畳
子供部屋を4.5畳の狭い畳数にするメリットは、他の部屋の間取りに余裕ができることです。子供部屋を狭くした上で家全体の床面積を減らせば、建築コストの削減にもつながります。
デメリットは、スペースが限られるので配置に工夫が必要な点です。特に、ベッドを置く場合は大部分が占有されるため、「他の家具が置けない」「扉から近い場所にベッドが置けない」など、レイアウトが制限されます。対処法として、子供の私物を共有スペースや収納に置く、リビングに勉強エリアを設ける、といったことが挙げられます。
子供が増える予定がある場合は、4.5畳をあらかじめ2部屋用意するのも良いでしょう。
6畳
子供部屋を6畳の一般的な畳数にするメリットは、余裕をもって家具を配置できることです。ベッドや勉強机、本棚を置いても、私物を置くだけのスペースができます。広めのクローゼットを設置すれば、収納場所にも困りません。
ただし、子供が2人になった場合、狭く感じるのが難点です。1人3畳と考えると、自由に使えるスペースはほとんどありません。子供部屋をどうしても広くできない場合は、二段ベッドを配置してベッドスペースの削減も考えましょう。
8畳以上
子供部屋を8畳以上の広い畳数にするメリットは、物が多くても快適に過ごせることです。
子供部屋としてはかなり広めなので、最低限の家具のほか、本棚や趣味に関する物が置けます。
子供の成長に併せてレイアウトが替えやすく、人数が増えた時に後から分けられるのも利点です。
デメリットを挙げると、子供の年齢が低い場合は部屋が広いと感じることです。片付けや掃除に時間がかかるため、自発的に整理整頓をしづらくなります。子供部屋が広すぎると、自室で過ごす時間が長くなる懸念もあるでしょう。
対処法として、子供がある程度大きくなるまでは共有スペースとして使う、家族で共有する家具や親の私物を置く、などが挙げられます。
注文住宅で新築時に子供部屋を分けるメリット・デメリット
「子供部屋の仕切りはない方が良いの?」と迷っている人は多いです。実際のところ、子供の年齢が低いうちは必要なくても、将来的に仕切りが必要になるケースがあることを念頭に置いておきましょう。
ここでは、注文住宅で新築時に子供部屋を分けるメリット・デメリットを解説します。
メリット
注文住宅で新築時に子供部屋を分けるメリットは、次のような点です。
・後から部屋を分けるための工事費が不要
・子供部屋を離れた位置に配置することも可能
追加工事の費用が不要なこと、子供部屋の配置や設備について自由度が生まれることが挙げられます。
子供が複数いても、年齢が近く同性の場合や、年齢が極端に離れている場合は一部屋にしても良いでしょう。しかし、異性のきょうだい(兄妹・姉弟)であれば分けた方が無難です。子供の性格なども考慮して決める必要があります。
デメリット
注文住宅で新築時に子供部屋を分けるデメリットについても見てみましょう。
・一部屋が狭くなりやすい
・ライフスタイルが変化した時に撤去が難しい
初期費用は抑えやすいですが、後から間取りの変更や撤去ができないことがネックです。
また、子供部屋を使用するまでの期間は有効活用しづらいため、無駄なスペースになることがあります。
注文住宅で子供部屋を後から分けるための工夫
注文住宅では、新築時に子供部屋に仕切りを入れない選択もできます。もしも、子供が自分の部屋を欲しがったり子供が増えたりした時は、後から分けることは不可能ではありません。
子供部屋を後から仕切りやすくするために、新築時にちょっとした工夫を凝らしておくことをおすすめします。
例えば、可能式のパネル間仕切りを仕込んでおけば、後から簡単に間取りを変更できます。
間仕切りにはスライド式のものや折り畳み式のものがあり、防音性を高めることも可能です。
あるいは、可動式の間仕切り収納を設置する方法もあります。こちらは、仕切り壁と収納の2つの役割があり、内装工事の後でも設置が可能です。
上記の方法であれば、後から子供部屋を2つに分けることができます。
まとめ
新築時に用意する子供部屋の広さや仕切りを入れるかは、将来を見据えて考える必要があります。悩んだ場合は、注文住宅の専門業者に相談しましょう。
「注文住宅の相談ってどうしたらいいの…?」
「子供部屋の間取りや広さがなかなか決められない」
そのような不安をお持ちの方は、ぜひ川上技建にお問い合わせください。当社では、3月中旬以降より苫小牧市山手町で新規のモデルハウスをオープン予定です。平屋の3LDKなので、ご家族で注文住宅をお考えの方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。お問い合わせフォームから見学予約をしていただけますので、ぜひご検討ください。